26歳の交換日記

1988年生まれのすみれとくみこの往復書簡

信じてみる。(すみれ)

深海の中をさまよっている日々から

ぷはっと抜けたような気がする。

抜けた勢いで、書くね^^

とめてて、ごめんね。

 

そうなの、ラインでもお伝えしたように夫の親友が十日前に亡くなってしまって…。

まだ三十代で、子どもも小さくて、4年ほど前に癌が見つかってから、

ずっと前向きに闘病していて、一時は仕事にも復帰したのだけどね。

癌の勢いはとても強くて、生きているのが奇跡のような状態でずっと頑張っていたのだけど、、

 

3か月前に一緒にお見舞いに行ったのが最期になってしまったの。

しかも、亡くなった次の日に会いに行く予定だった。

 

若いから、とか、子供が、とか、そういうことではないと思うのだけど、

とにかく私もショックで虚無感が強くて、なぜ生きているのか、なぜ、生まれてくるのか、なぜ、こんな理不尽な死があっていいのか、

これまで接してきた死では考えなかったようなことも襲ってきたよ。

私のお腹にある命は、なぜ、あるのだろう、と思った。

これまで考えてきた、信じてきた輪廻転生とか、自分の意志で生まれてくることとか、すべてはつながってることとか、

感じられなくて、

断絶されているような気がしながら過ごしてた。

 

でも、思ったんだよね。

夫には夫の悲しみがあり、

亡くなった本人には本人の魂の意志があり、

ご家族にはご家族の思いがあり、

 

だけど結局、私には私のことしかわからなくて、私がわかるのは私が苦しいってことで、その苦しみと向き合ったり、そういう自分を許したり、夫の親友であった彼という人を私なりに思ったり、しのんだりしながら生きていくことしかできなくて、

でもそのことこそが、

彼とつながっている、私たちみんながつながっている、ということなんじゃないかって。

私には私しか生きれないものね。

 

きっと魂は一番大切な家族や、夫のなかに、いるはずだしね。

 

くみちゃんの、心に咲く美しい花を、表現していってね。

私も、ここ数年、もぐりっぱなしだったけど、

そろそろまた、つくっていこうと思うよ!

それがきっと、誰かの喜びや豊かさに、繋がっているのだと、信じてみよう。

 

そして、近々会いましょ。