26歳の交換日記

1988年生まれのすみれとくみこの往復書簡

家賃1万、敷礼0、5LDKの一軒家。(くみこ)

ね、ね、すごい物件見つけちゃった。

 

先日のガーンの件(すみれさんのパパさんも胃がんなんだね。おそろい。しかも時期とか全摘…かどうかは、まだわかんないけど、いろいろと似てる。私、死なれることよりも、弱っている姿を見ることのほうが、いまは怖いわ。)
が判明して、とりあえず1か月くらい実家に帰るために、本当に仕事をやめようと思ったの。

まあ、仕事を辞めることは前からずっと考えていたからだめ押しみたいなもんなんだけど、どうしたら働かずに(「出勤」せずに)生きていけるかなと思ってて、

とにかく家賃が安いところに引っ越して、奨学金が月1万3千円で、もろもろ考えて最低5万くらいならなんとかネットの内職とかで稼げるんじゃないかって、HOMESで全国片っ端から安い物件探していたら、みつけちゃった。

家賃1万円、敷金礼金0円、専有面積127.76㎡、5LDKの一軒家。

場所は北海道斜里郡斜里町

最寄りの路線は網走本線、最寄りの観光地は「手づくりリゾートクリオネ遊牧場」、家の近くには「オホーツク霊園」、最寄りの空港は女満別空港

 

でも、いっそこういう僻地で悟りを開くのもありじゃないか、って思っちゃった。問題は雪下ろしと、真冬にお湯とか止まらないか、っていうところ。そして私が免許を持ってないところ。
で、斜里郡斜里町で仕事がないか探してみたら、みつけちゃった。

知床第一ホテル、週平均労働時間40時間、月16万、寮完備。

 

なんだか、どんな人生だっていまから選べるんだなあなんて思ってしまったわ。

誰か、私と一緒に5LDKの知床の一軒家に住んでくれる人いないかな。

例の巣鴨の「せかいち君」なんて、せっせと雪下ろししてくれそうだと一瞬思ったけれど、
彼は一見ちゃらそうに見えてきっと常識人で曲がったことや自分の常識に照らし合わせて「おかしなこと」は嫌いなタイプだから、きっと一緒には住んでくれないだろうな。

いっそ、その激しくチャラくて追いつめ力を発揮してる彼のほうが、いざとなったら柔軟かもしれない。まあ、その彼は一歩間違ったらDVになりそうだけど。

なんてね★